替芯の型番は、本体説明書の記載通り、コロナ石油燃焼機器用しん SX-2270。
石油ストーブ自体の説明書には芯の交換方法は記載されてなくて、替芯付属の説明書に記載があるが、モデルによって構成が結構違うようで、SX-C21 は説明書記載とは異なる構成。
作業手順や注意点は、他サイト丸投げになるが下記ページが参考になる。
上記ページにも書かれてるが、既存の芯を取り出すところが説明書未記載、且つ一番の難所。ポイントは下記。
- やらなくてはいけないのは、芯を固定している火力調節用の鉄の棒を手前に引いて、芯を上に取り出せるようにすること
- 火力調節用の鉄の棒は手前に引けないように金具でロックされているので、この金具を上に引っ張って解除する。ロック解除とか大仰そうな感じだが、ロック用の金具が上に上がってないと鉄の棒が金具に微妙に引っかかって出てこないだけの話
- 鉄の棒は手で掴みづらいこともあり、素手で手前に引くのは結構厳しい。ペンチとかで掴んで引っ張ると楽
- 鉄の棒の先端付近のギアみたいなやつが芯から離れたら、芯を上に上げることが出来るようになる。上に上げるのは、芯の中心の鉄柱みたいなやつではなく、鉄柱の周りの芯なので、注意。布部分を掴んで持ち上げるのがシンプル
補足:点火ヒーターの交換について
芯に火が点かない場合、芯以外に問題になりそうな個所として、点火ヒーターの劣化がある。 点火して赤くなれば基本問題ないはずだが、問題ありそうならまずは点火ヒーターの交換を行った方が良いかもしれない(こちらの交換の方が全然作業楽なので)。
点火ヒーターの脱着は非常に楽。指で押し込んでから回せば取れる。
上が劣化した点火ヒーター、下が新品の点火ヒーター。コロナの点火ヒーターは基本昔から同じ部品を使っているらしい。
念のため、自分の芯交換作業内容を以下に記載しておく。
必要な工具:プラスドライバー、ナット外すスパナ
予め、給油タンクと乾電池は外しておきます。
真ん中の燃焼筒をまず外します。
外れた。
火力調節用の回すやつを、手前に引いて外します(鉄の棒に刺さってるだけ)。
ネジを外します。
横についてるネジも同様に外します。これは計4つ。
キャビネットを外します。
ネジを外します。
ネジを外します。
円形の枠(案内筒リング)みたいなのが外れるようになるので、外します。
ナットを外します。これは計3つ。
ネジを外します。
芯を囲っている物体が外れるようになるので、外します。この後の作業の邪魔にならないように、脇に避けておきます。電線が付いてるのでそれが邪魔で避け辛い場合は、電線を固定しているやつから外しておくと楽です。
SX-C21 だとこんな感じでプラスチックのやつが指で開く形式でした。
一番難しい作業。ロックを上にあげながら、ペンチで火力調節用の鉄心を手前に引いて、芯を押さえている鉄心を解除します。ガチャガチャとやりながら手前に引いてると、明らかに「ガコッ」と解除されたような手応えがあると思うので、そうしたら芯を上に引けば簡単に上がります。少し上げてもビクともしない場合は、たぶん火力調節用の鉄心がちゃんと解除できてないと思われる。
見え辛いけど、下は解除されてる状態。
芯を上にあげると、こんな感じで抜ける。
古い芯を外して、新しい替え芯と差し替える。火力調節用鉄心が入っていたところの上に、芯の切り欠き部分が来るようにセットする。
後は、逆の作業を行って組み立てて完了。逆の作業の場合も、火力調節用鉄心でロックするのがちょっと大変かも。消化位置が一番上に来るはずなので、そこに合うようにセットする(その際、再度ロック解除と同様の鉄心引きが必要かも)。なお、火力調節用の鉄心の向きに注意する。最初と違う角度で入れてしまうと、最悪もう外せなくなるかもしれない。