三菱電機 除湿機 サラリ 18L コンプレッサー式のレビュー

自分の家のエアコンの除湿機能だと除湿がほぼ機能せず、梅雨時に備えて専用の除湿器を買ったので、そのレビュー。


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買った製品

  • 三菱電機 衣類乾燥除湿機 サラリPro 18L コンプレッサー式 MJ-P180RX-W

製品の主な特徴

  • コンプレッサー式の除湿器 (電気代は安いが、気温が低い冬場は除湿力が落ちやすい)
  • 除湿性能 18L/日
  • 除湿面積目安は木造だと 19 畳
  • 排水タンク容量 4.7L
  • 本体重量 14.9kg

除湿器を購入した背景

基本的に、湿度が気になるのは梅雨時の湿度 65% 超の状態 (洗濯物を部屋干ししても同様の状況になるので、一時的ではあるがその際も気にはなる)。湿度 65% を超えると不快でしょうがないので、これまでいくつか試してはきた。

一番期待していたのが既に部屋に付いているエアコンの除湿機能だったが、エアコンの除湿機能は大きく 2 種類あるらしく、安いタイプについている(?)「弱冷房方式」だと仕組み的には「空気を冷やすことで湿度を下げる」らしいのだが、正直なところ部屋はガンガン冷える割に湿度はほとんど下がらず、かといって寒すぎてエアコンの電源切ろうものならエアコンの中に溜まっていた(?)湿気が一気に室内に戻されて除湿する前より湿度が高くなるとか意味が分からない状態になるので、結局使い物にならなかった。

高級なエアコンだと「再熱除湿方式」と呼ばれる仕組みで除湿するらしく、それであれば空気を冷やさず除湿出来るらしいのだが、エアコン買った後にそんなことに気づいても時すでに遅し。

【お役立ち情報】エアコンと除湿器は併用OK?上手な除湿機能の使い方|㈱千代田商事住設サービス

エアコン以外だと、冷凍庫で水を凍らせた状態のペットボトルを室内に置くことで湿気が冷やされて水滴になり、結果的に湿度が下がるらしい方法も試してみたが、そのようなペットボトルを数本部屋に置いてもせいぜい数%ぐらいしか湿度は下がらず、焼け石に水状態だった。 この場合、大体 100 から 200ml ぐらいの水が抽出されるので一応見た目の効果は実感出来るのだが、今回除湿器を使った際に抽出された水量は数リットルと桁が違うので、それを考えれば 100 や 200ml では焼け石に水なのは自明。

そのような状況で現状打つ手なしだったため、今回初めて除湿器を購入した。

使用環境

古い木造一戸建ての 6 畳の部屋で使用。気密性はあってないような家。
リモートワーク時に使用。

レビュー

下記項目に分けて使用感を記載する。

  • 除湿能力
  • 動作音
  • 可搬性能 (移動性能)

除湿能力

除湿能力は高い。除湿器で除湿できなかったらそれ何なのって感じではあるのだが、上述したようにエアコンの除湿機能で痛い目を見ていたので、期待通りの除湿性能に満足。

ただ、これはコンプレッサー式の特徴らしいのだが、「温度を上げて湿度を下げる」仕組みの為、湿度は確実に下がるが、室温は上がる。 試した限りでは、湿度は 10-20% ほど下がり (50% 以下まで下げられる)、代わりに室温が 2-3 度ほど上がる。 なので、室温が高くない時は問題にならないが、仮に室温が 26 度ぐらいだと 29 度ぐらいまで上がる可能性があり、別途暑さ対策が必要になる可能性がある。 とは言うものの、暑さ対策についてはエアコンの冷房等で対処可能なので、致命的な問題にはならない。

排水タンクの容量が 4.7L あるが、湿度が高い状況で使用すると一日で満杯になるかならないかぐらいの抽出が行える。

また、除湿に関連して部屋干ししている洗濯物の乾燥機能も結構使える。除湿に加えて、温風を洗濯物に当てることで乾きやすくするが、基本の除湿性能が高いこともあり、厚手のものとかでなければ数時間もあれば乾くと思われる。

動作音

これは実際に聞いてみないと判断し辛い項目だが、恐らく、思っているよりも大きいと思う(コンプレッサー式は稼働音が大きいらしい)。

特にフルパワーで動作させているとドライヤー使っている時ぐらいの音が出て(ドライヤーにもよるけど・・・)、リモートワークなどで会議する場合は置く場所によっては支障になりえる(フルパワー時の話なので、弱めるなり一時的に電源切るなりすれば良い話)。

弱運転でもそれなりの動作音がするので、寝室に置いて寝る時も稼働させるとかだと、人によっては音が気になって寝れないとかもあるかもしれない(なので、その場合は寝る直前に電源切るとか臨機応変な対応が必要かも)。

可搬性能 (移動性能)

自分が買った 18L の機種は大きさもそれなりに大きいのだが(収納の問題はあるものの、サイズについてはたぶん使ってるうちに慣れる)、それよりも驚いたのが本体の重量。 15kg ほどあるが、これが本当に重い。自分の場合はギリギリ問題ないが、女性とか高齢者だと、持ち上げての移動は困難な可能性がある。

一応キャスターが付いているので、キャスターで動かせる範囲であれば、コロコロと転がして移動できるので特に問題はないと思う。 ただ、別の部屋とか、上の階に持っていくとか、持ち上げる必要がありそうであれば注意した方が良いと思う。少なくとも自分は気軽に持ち運んで使おうという気にはなれない重さ。

まとめ

一番求めている除湿能力は期待通りの能力を持っているので、お勧めできる。

自分的にネックなのは重量だが、少なくとも自分の場合は一時的であれば持ち運ぶのも可能だし、部屋の移動も基本しないと割り切れば自分的にはそこまで問題になってない(が、使う人や利用方法によっては問題になると思われる)。

自分が購入した製品はコンプレッサー式だが、他にもいくつか除湿方式があり、動作音が小さいとか気温が低くても使えるとかの特徴があるようなので、自分の利用用途に合わせて選ぶ必要がありそう。

自分の場合は梅雨時のリモートワーク時に、兎に角パワフルに除湿したい(あわよくば室内干しされた洗濯物も良く乾かしたい)、と言う要望だったので、本製品で満足している。