2018-01-01から1年間の記事一覧

オンプレ ASP.NET Web.config のセクション暗号化

Web.config に記載する DB 接続文字列などは暗号化したい場合があるが、オンプレ ASP.NET であれば以下のような IIS コマンドを使用して、暗号化した文字列を取得できる。 > aspnet_regiis.exe -pef "connectionStrings" ~ また、接続文字列以外にもアプリ…

ASP.NET 使用時の注意点

セッション情報の格納方法について ASP.NET のセッション情報は既定ではメモリに格納しているが (InProc モード)、これだと、ワーカープロセスが複数になった場合に各ワーカープロセス単位でセッション情報を格納して使用することになり、セッションが維持で…

ADO.NET 使用時の注意点

■ DB 接続クローズ漏れがないかの確認 ADO.NET は既定で 100 接続までをプールして使用し、上限に達すると接続時に例外が発生する。 使用していない接続は 30 分程すると自動でクローズされるため、ローカルでデバッグしている時は、クローズ漏れのバグがあ…

Azure Data Lake Store について

大容量、大量のデータを保存できるクラウドストレージ (サイズやデータ量の制限なし) 構造は階層型ファイルシステムなので、Windows のファイルシステムと同じようなものとの認識で良い 所謂ビッグデータの保存・分析にフォーカスしているため、小さいデータ…

Azure Data Lake Store の .NET SDK 使用時の注意点

ADL の SDK は基本的に http を使用した Azure 上のデータ操作となるが、その関係で、エラーが発生しやすい 思っている以上にエラーが発生する可能性があるので、基本的には、通信が発生する全てのメソッドについて、リトライ処理を実装するべき データのア…

.NET の StringBuilder 使用時の注意点について

StringBuilder 使用時の注意点として、状況によってメモリを大量に使用する点がある。 string の結合だと数 MB ぐらいしか使用しない状況でも、StringBuilder だと 1GB ぐらい必要になったりするので、結果、ToString() でメモリ不足例外 (OutOfMemoryExcept…

Visual Studio の PowerShell 拡張で、デバッグ実行出来ない時の確認項目

Visual Studio の PowerShell 拡張使用時、関連プロセスが起動していなくてデバッグ実行出来ないことがある。 以下サイトの内容を基に、VS のオプション設定を確認してみる。 Interactive Window not working: "Please wait while the PowerShell host is in…

C# から実行権限が必要な PowerShell を実行する

C# から Automation を使用して PowerShell を実行する場合、基本的に PowerShell の実行権限が必要になる。 以下のように、PowerShell コマンドを実行するコードの先頭で、実行権限設定を行っておく。 Set -ExecutionPolicy Unrestricted -Scope Process 特…

Visual Studio 2017 で diff を使う

WinDiff ではないが、Visual Studio 2017 も IDE に一応 Diff 機能が付いている。 VS のコマンド ウィンドウから使用する。 Visual Studio を起動する メニューから、[表示] - [その他のウィンドウ] - [コマンド ウィンドウ] をクリックする コマンド ウィン…

Application Insights 使用時の注意点とか

使い方や設定なども関係するかもしれないけど、自分が今まで使ってきた中で気になった点は下記。 テレメトリの欠落が無視できない頻度で発生する (詳細不明。少量のテレメトリで欠落したので、サンプリングは関係ないはず)。酷い時は数割程度欠落する時があ…

Azure Functions ホスティング プランの比較

基本については、大体以下のページに載ってる。 Azure Functions のスケールとホスティング Functions の価格 その上で、自分的に気になる点をまとめてみる。 まず、ホスティング プラン (= 料金プラン) の選択肢は、以下 2 つ 従量課金プラン (ドキュメント…

Azure Functions の各種トリガーの使い方とか

各種トリガーの使い方を簡単に説明。とは言っても、自分が使ったことがあるのが 2 種類しかないので、今の所それだけ。 HTTP トリガー 所謂、Web API, REST API とか呼ばれるやつ。HTTP でリクエストを受けて、レスポンスを返す GET, POST, PUT など任意のメ…

Visual Studio を使用した Azure Functions の始め方

Functions を作成する方法は、Azure ポータルを使ったり Visual Studio を使ったり、いくつかあるが、ここでは一番使われると思われる、Visual Studio を使用した始め方を簡単に記載する。 注:Visual Studio は、基本的に最新の状態で使うこと。Azure Funct…

Azure Functions で使用されるファイルのストレージについて

Functions にフォーカスしているが、基盤としている App Service も基本的な考え方は同じ。 App Service では用途によって、ファイルストレージが 2 種類用意されている。永続ファイル用と、一時ファイル用。 App Service は同一アプリ用のインスタンスが複…

Azure Functions (App Service) が使用する通信用 IP について

Azure Functions、と言うよりはその基盤となる App Service の仕組みになるが、通信に使用する IP が、1 つだけ使用するとかの単純な構成ではない。 まず、受信と送信で、別の口が用意されている。受信は 1 つで、送信は 4 つから 5 つの複数個用意されてい…

Azure SQL Database のセキュリティ基礎

注:ここでは VNet (仮想ネットワーク) への接続は考慮していません Azure SQL Database のセキュリティ制御として、以下がある (他にもあったらすいません。この辺り、あまり詳しくないです) ファイアウォールによる IP 制限 SQL 認証、または Azure AD 認…

メール添付や共有ネットワーク上の PowerPoint ファイルを開こうとすると、問題が見つかった旨のメッセージが出て開けない時の対処法

現象 メールに添付された、または共有ネットワーク上の PowerPoint ファイルを開こうとした際に、以下のメッセージが表示され、開けないことがある。 「~のコンテンツに問題が見つかりました。~発行元が信頼できる場合は、[修復] をクリックしてください。…

システム設計時、説明図で使いたいアイコンのダウンロード先

所謂、パワポマンアイコン。汎用性高し マイクロソフト クリップアート 復刻 Azure の説明で使われてるアイコン。Azure の説明用であれば、必須 設計時に使えるAzure/AWSサービス・アイコン集とダウンロード方法

Azure Functions と他サービスとの組み合わせ

自分がこれまで使った組み合わせについて簡単に記載 注:以下は、App Service Environment (ASE) を使用しない、通常の環境を想定しています インターネットへのアクセス 特に問題なし ファイル 特に問題なし。App Service で実行する Web Apps などと同様の…

Azure Functions とは

Azure Functions とは Azure 上で、サーバーレスでプログラムを実行させることができるサービス サーバーレスとは言われてるけど、文字通りサーバー不要で動くというわけではもちろんなく、プログラムを動かす土台を Functions で提供しているので、開発者的…